岸釣りインテリジェンス

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カサゴ釣りにおけるアオイソメの弱点。

防波堤や磯場に出向くと、アオイソメを使ってカサゴ釣りをしている人をよく目にします。アオイソメと言えば、キスやカレイを始め、もちろんメバルカサゴ等の根魚にも使える万能餌です。

根魚釣りを始め、私も様々なシーンでアオイソメを利用しています。

しかし、そんな万能餌のアオイソメも、一つだけ大きな弱点を持っている事をご存知でしょうか。それは、

遠くから魚を呼び寄せる集魚力が低い
ことです。 

アオイソメは、メバル等の視覚をメインに餌をとる魚には大きな威力を発揮します。針に上手くさす事ができれば、水中でウネウネとアピールしてくれるからです。

その一方で、針の刺し口や切り口からは少量の体液しか出す事ができない為 、どうしても匂いによる集魚効果が低くなってしまう。

アオイソメは食わせる力はあるが、寄せる力がない。

ということは、 攻める釣りには向いているが、仕掛けを投げて放って置くタイプの‘‘待ちの釣り’’ではどうしても数が出ない。そんな難点を抱えています。

にもかかわらず、アオイソメを使ったカサゴ釣りでは、根がかりを嫌いどうしても多くの釣り人が待ちの釣りをやってしまいがちです。

『釣れないだろうな』とまでは思いませんが、アオイソメのような見せて食わせる餌は、寄せる事を目的とした餌(匂いの強い)をセットで使う事によって、もっと釣果を伸ばす事ができるのです。

この考え方は、私たちの馴染み深いマーケティング手法と同じ

食わせる事を目的とする餌と、集める事を目的とした餌をセットで使う事。これはマクドナルドなどが行っている『100円マック』や、化粧品の無料お試しセットなどと、考え方は全く同じです。

 ビジネスの世界では、多くの企業が人を集める為に薄利多売で格安商品をバラマキ、来店してくれたお客さんに利率の高い商品を販売していくという手法を取り入れている訳ですが、この考え方は『釣り』という土俵でも非常に役に立つアイデアです。

魚を集めるための『寄せ餌』と、食わせ力の強い『食わせ餌』を同時に使う事によって、寄せる→食わせる。といった一連のプロセスをよりスムーズに辿る事ができます。

今回は、そんな『寄せ餌』と『食わせ餌』を巧みに使ったカサゴ釣り。アオイソメを使った攻めないカサゴ釣りを紹介します。

仕掛けと釣り方

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画像にある通り、仕掛けは非常にシンプルです。コマセカゴは一個90円程度の小型の物を装着し、その上にナツメオモリが一つ。このナツメオモリは、コマセカゴだけでは少し重量が足りない場合に装着します。

目の前にちょいと投げる程度なら、これはつけなくても良いでしょう。

カゴの中に入れる寄せ餌は冷凍オキアミでも良いし、魚の身をそのまま詰め込んでもOKです。ちなみに、私の場合は鯖やイワシを砕いた物を詰め込んで使っています。

このカゴの中身が、遠くにいるカサゴを呼び寄せるんです。

食わせ餌はアオイソメ。もちろん他の餌でも構わないのですが、できれば生き餌がベターです。生き餌は体液が出ないので集魚効果は低いものの、目の前にいる魚に‘‘食わせる’’効果は、死に餌とは比べ物になりません。

仕掛けができたら、あとは適当な距離に遠投してアタリを待つだけ。以下のイラストにあるように、嗅覚の優れているカサゴは、匂いさえが届けば仕掛けのあるポイントまで餌を探しに来てくれます。

仕掛けを投げ込んだポイントまでカサゴが寄ってきたら、あとはアオイソメが自分で『食ってくれ!』とアピールをしてくれます。

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一度投げ込んでしまえばアタリが出るまで何もする必要はないので、初心者の方にも楽しめる楽ちん釣法です。

この釣り方の落とし穴!

今回紹介したこの仕掛けを使えば、集魚力の低いアオイソメでの待ちの釣りでも、かなりの釣果を期待できるようになります。

しかし、そのあまりにも強い集魚力ゆえ、この仕掛けは使う場所を間違えれば、ウツボのバーゲンセール状態になってしまうという大問題を抱えているのです(笑)

経験上、数多くある釣り場の中で最もウツボが多く生息しているポイントは、恐らくゴロタ場でしょう。そんなウツボの住処でもあるゴロタ場、しかも夜釣りをしようものなら、多い時には5分に一回以上のペースでウツボが食いかかってきます。本当に休む暇もないほどです。

なので、今回紹介したこの仕掛けを試す際には、その釣り場にどれほどのウツボが生息しているのか?事前情報をしっかりと調べた上でトライする事をお勧めします(笑)

カサゴに関する記事一覧はこちら→http://kishitsuri.blog.jp/archives/cat_77374.html