岸釣りインテリジェンス

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魚は夜に餌を見えているのか?という問いについて。

魚は夜に餌を見えているのか?

魚種は何であれ、夜に釣りをする際は誰でもこんな疑問を持ったことがあるでしょう。インターネット上でも、『魚は夜眼が見えているか?』等の議論はよく目にします。

様々な経験から『見えてるに違い無い!』『いや、見えてい無い!』という推測を展開す流こと自体は、もちろん悪いことではありません。しかし‘‘目’’とはそもそもどんな器官なのか?という前提をしっかり揃えなければ、この議論は無駄に遠回りをすることになります。

先に言ってしまいますと、‘‘目’’とは光を認識する器官です。 対象が人間であれ魚であれ、その場所に降り注がれる光の量と視界は必ず比例します。

深海や洞窟で一生を終える生物の目が退化して無くなってしまうように(目があっても役に立た無い)、完全な『闇』の中で何かを見ることができる魚は存在しません。

つまり、夜行性の魚だからといって(メバルとか)昼も夜も同じように目が見えるなんてことは有り得ないし、魚の実際の視力がどの程度であれ、夜になれば減った光の量だけ視界が狭くなっているのは、目の構造上確実というわけです。

当然魚達の捕食スタイルも昼と夜では変化する。

魚に限らず全ての動物は、メインとして使っていた器官が使えなくなると、その他の器官を頼りに目的を達成しようとします。それは私たち人間も同じです。私達が闇鍋をすれば匂いや味で食材を判断するよう努めるし、夜中に停電が起きれば周囲のモノ(壁とか)に触れながら家の中を歩くようになります。

やっていることは魚も人間も同じ。では、魚達は視界が悪くなったらどのようにして餌を探すのでしょうか。

もちろん、これに対する回答は最後まで確認作業ができないため、議論の余地は永遠に残り続けてしまう訳ですが、暫定的な結論はあります。

魚達は、夜になり視界が悪くなると、ある2つの手段のいずれかの方法で餌をとる。

さらに言えば、私が行っている夜釣りのほぼ全ては、その2つの手段のいずれかに対するアプローチを行うだけだということです。今から述べる2通りの夜型捕食行動に、私の夜釣りの秘密全てが隠されています。

2通りの夜型捕食行動、その一つ目は、嗅覚に頼って餌を探す。

そしてもう一つは、少しでも視界が開ける場所で餌を探す。

この2つになります。

岸からの夜釣りは、この2つの捕食法へのアプローチが上手くいけば、基本釣れます。

具体例を見てみましょう。

二つの捕食パターンへのアプローチ方法

1つ目の嗅覚に対してアプローチするならば、その代表例はカサゴやアナゴを狙った釣りでしょう。アナゴは完全なる夜行性ですが、カサゴはどちらかというと昼と夜で餌の探し方が変化するタイプです。

昼は主に視覚を使って餌を探し(正確には視覚と嗅覚)、夜になると嗅覚メインに寄っていきます。これがわかっているだけで、昼と夜では餌の選択基準が異なることが予想できるし、それ以外にも様々な応用パターンが見つけられるはずです。

そして、もう一つ目の少しでも視界が開ける場所で餌をとる。についてですが、このタイプの行動に出る魚は、基本的に嗅覚がカサゴやアナゴなどに比べかなり低いという特徴があります。(ちなみに、魚の嗅覚は、蟹籠などの仕掛に掛かるか否か?や、絶対に魚がいない場所に餌を仕掛けて、はるばる遠くから探しにやってくるか?など、工夫次第で様々な調べ方があります。)

鼻が利かない、それでも夜に餌を取りたい。

それならば、視界が少しでも開ける場所に移動するというのは当然の判断です。そして、夜でも視界が開ける場所、視界がマシな場所といえば、

ズバリ、人工物周りと、外の光が入りやすい水面近くの2箇所でしょう。

これはまさにシーバスやメバル釣りの定番ポイントです。ちなみに、メバルやシーバスを始めとしたアジ、イワシなど、夜に街灯周りに集まる魚達は、匂いで寄せる蟹籠などの仕掛けにまず入ることはありません。そう、街灯周りに集まってくる魚の多くは、嗅覚が弱いのです。

 
だから、できれば夜でも目を使って狩りをしたい。

つまり、彼らは小魚が集まるからシャローや街灯周りに集まっているのではなく、夜でも視覚を使って狩りの出来る場所にやって来ている。

私はそう考えています。

人工物周りや水面近く、、、、、出た結論は一般論と同じでも、その理由が異なれば当然アプローチの仕方も変わってきます。応用がきくし、釣果にも差が出る。

・嗅覚に頼って餌を探す。
・少しでも視界が開ける場所で餌を探す。


魚達の夜の捕食パターンとして、是非覚えておいてください。自分で言ってしまいますが、それほど使える原理なんです。

こんな感じで、今回は夜釣りに置ける重要なポイントを2つ紹介したわけですが、私が夜釣りをする際、作戦の全てがこの考えを元に構成されていると言っても過言ではありません。

あとは、各々が自由にこの論理をアレンジしていただければと思います。何か新しい釣法、発見があった時には、是非私までご一報を(笑)