岸釣りインテリジェンス

増えすぎた情報と道具の森に迷い込んだ現代の釣り。今一度本質に立ち戻り身軽になれば、釣りの本当の楽しみ方が見えてくる。

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防波堤でイワシ、アジ、鯖を釣りに行く人へ。周囲を圧倒する3つの重要テクニック

小サバが釣れている!!との情報を聞きつけ、30分ほどですが近くの防波堤に小サバ釣りに行ってきました。

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(本日の釣果)

というわけで、今回はこのサビキ釣りについて、ダントツの秘訣を書こうと思います。

5月、暖かい季節に入ると全国の防波堤では小さなイワシ、アジ、鯖が釣れ始めます。この季節になると、どの防波堤に出向いても、この3種をターゲットにサビキを垂らす人たちを目にする様になる。

場合によっては100匹吊り上げる事も難しくはないイワシ、アジ、鯖のサビキ釣り。これだけ釣れればどんな釣り方でやっても大差はない様に見えるかもしれません。しかし決してそんなことはありません。

それどころか、仕掛けや釣り方次第では3倍、時には5倍以上の差を出す事ができる。そう言っても決して過言ではない。それが防波堤のサビキ釣りなんです。

防波堤でのイワシ、アジ、鯖。釣果の差は‘‘装備’’で決まる

潮を呼んだり、棚を調節したり、細かなテクニックはいくらでもあるものの、この釣りは装備の段階で実は7割が決まると言ってもいい釣りです。

それほど装備(仕掛け)が重要な釣り。その中でも、今回はここを抑えれば防波堤トップ10%には入れるであろう3つの装備を紹介!


重要装備1:サビキのタイプとサイズ
 

まず重要装備1のサビキのタイプとサイズに関してですが、基本的に針がただ連結しているだけのカラバリで作られたサビキより、針の一つ一つに羽の様なものが付いているタイプのものの方がアピール力に優れ、釣果を伸ばす事ができます。

こういったやつではなくて。
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こーいうやつです。
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具体的な商品名としては、ownerというメーカーから出ている『パニック(メラ)』というサビキがオススメです。

これ。
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針のサイズについて。

サイズは釣る魚のサイズに合わせて変える必要がありますが、10全治前後の小型を釣るのであれば、4号で十分です。

また、この釣りでは釣果がグンと下がってしまう要因の一つに、サビキのサイズがでかすぎる。というのがあります。

普通他の海釣りでは、仕掛けと餌さえ間違えなければ、針のサイズが多少大きくてもある程度釣れるものなのですが、今回紹介している3種の魚に関しては、針が小さい分には構いませんが、適正サイズよりも針が大きくなってくると、何故かビックリするくらい食いが悪くなります。

なので、これから行くターゲットのサイズがはっきりしていない場合、幾つかのサイズを購入しておくか、少し小さめ(3〜4号とか)の針を準備しておく事をオススメします。

重要装備2:集魚ミラー


次は集魚ミラーですが、これはとにかくお手本通りに付けてもらえばOK。とにかく仕掛けに付いている事が重要です!この集魚ミラーは竿を食いっと弾く事で水中でキラッと光る効果があり、遠くに居てこちらの仕掛けに気付いていなかった魚に『む!?』と気付いてもらう効果があります。

つまり、遠くにいた群れをこちらまで誘き寄せるわけです。

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(集魚ミラー)

このミラーが無いと、仕掛けから半径3メートルくらいにいる魚にしか気付いてもらえません。しかしミラーをつけることによって6メートル(経験上)くらいまで反応してもらう事ができます。

絶際に実験してみると、集魚ミラーの威力が良くわかります。僕の感覚では3倍くらい釣果に差が出る様でしょうか。ぜひ釣り比べてみてください!


重要装備3:アミコマセ


最後はアミコマセです。
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これは要するに撒きエサになるわけですが、これもあると無いとでは3倍くらい釣果に差が出ます。このアミコマセは集魚ミラー同様魚を誘き寄せる効果もあるわけですが、最も重要な役割は目の前にできた魚の群れを、そこに滞在させることです。

イワシ、イワシ、鯖の入ってきた防波堤にこのアミコマセを巻いてみましょう。数分も経た無いうちに魚たちが目の前でバーゲンセールを始めます。

まさにこんな感じ。
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集魚ミラーでおびき寄せ、アミコマセで目の前にきた群れを滞在させる。そう、防波堤でのイワシ、アジ、鯖釣りは、自分の目の前をいかにして釣り堀状態にするかが大きなキーワードになります。

自分の目の前で釣り堀状態を作ることに成功したならば、後はそこにサビキを落とすだけ!奴等をしとめるのはもうバーゲンに殺到したおばちゃん達に物を売るくらい簡単です。

上手くやれば、あまりに釣れすぎで、開始30分で『もういいかな』となってしまうトンデモない入れ食い状態になります(笑)

最後に注意

そうそう、言い忘れていたのですが、イワシ、アジ、鯖といった青物系の釣りは、どん何素晴らしい仕掛けと腕で望んでも、その釣り場に群れが入っていなければ一匹も釣れません(笑)

なので、今回紹介した釣りをする前は、その釣り場で今ターゲットは釣れているのか?必ず下調べをする様にしてください。調べ方は近くの釣具屋さんに電話で問い合わせたり。SNSで『釣り場の名前+イワシ』みたいに検索する事なんかもできます。

以上、多少乱暴ではありますが、今回は防波堤でイワシ、アジ、鯖を釣りに行く人へ。周囲を圧倒する3つの重要テクニックを紹介しました。